お酢のこと

体に良いお酢とは?
さて、本日は今やどこでも目にする健康食品・発酵食品でもある調味料

「お酢」のお話。

それも、ずばり・・・

「体に良い正しいお酢とは何か？」

という、健康食品・調味料を取り扱う方なら即答できなくてはならない

根本の部分を簡潔にご説明していきます。

で、なぜこの話をするかというと・・・

答えは簡単。

重要な根本でありながらこの質問に答えられない方が意外と多いからです。

体に良い天然のお酢とはズバリ、どのようなお酢を指すかということなんですが、

これ、発酵食品を取り扱うお店や、醸造家ですら意見が異なったりするところなんです。

なぜだと思いますか？

理由は、『日本には天然酢に対する統一定義や規制が存在しない』からなんです。

天然醸造酢を例に挙げてみましょう

天然醸造酢
天然醸造酢というのは

「有機栽培のお米を〇％配合するお酢のこと」

といった明確な定義があれば分かりやすいですが、

世に販売される多くの天然醸造酢の天然成分の配合量に

統一性はありません。

ゆえに極論をいうと、たとえば１％のほんの少しの静置発酵、木桶仕込みをするだけでも

メーカーがそうと決めれば、静置発酵酢、木桶仕込み、天然酢と名乗れてしまう。

というのが今の世界の現状なんですね。

こんな風に統一定義がない中、年々拡大する発酵市場ですが、

ではその中で「本物」の天然醸造酢を選んで、

お酢の効果をきちんと得るためにはどうすればいいのか？

ということで、その問いに答えるために、

「本物の正しいお酢を示す“ものさし”」の話をしたいと思います。

この“ものさし”っていうのは、自分が何をもって本物とするかという

「基準」

のことなんですけど、

その基準となる大切なポイントを三つご紹介します。

「木桶仕込み１００％」

１００年以上の年月が経つ木桶には豊かな風味を引き出してくれる

微生物が住み着き、呼吸をしながら今もなお生きています。

微生物がアクをとってくれてまろやかでツンとこない昔ながらの優しいお酢が生まれます。

「静置発酵１００％」

速醸法のように短時間（6時間ほど）で出来る大量生産のお酢ではなく、

昔ながらの古式製法による、酒（どぶろく）作りから自然の力でゆっくり発酵、

じっくり熟成したお酢のことをいいます。

天然のアミノ酸含有量は速醸酢とは比べようもない差がでて、豊富な栄養分があります。

「国産玄米１００％」

安心・安全な厳選したこだわりの国産玄米を１００％使用しています。

これらの三原則でできたお酢のことを「中野酢」の基準とし、

世の中に出回っている９９％のお酢とは真逆の１％の

貴重な正しいお酢を醸しだす蔵を継承し、正しいお酢の伝道師として

これからの日本の食文化を本当の意味で正しく拡大させていきたいと思っております。